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紛争地域での栄養の現実

2024.06.12

こんにちは、マネージャーの大久保晶子です。

今日のブログも、栄養コンシェルジュ協会の創設者の岩崎先生が、栄養コンシェルジュ受講者の方からの質問を取り上げ、レベルⅠとⅡの素晴らしい論文を80〜200読んでから、質問に答えてくださった事と、そこから私が感じたことをお伝えします。

今回の論文は、「紛争地域の子どもに対する栄養介入の評価」というものから、お話していきますね。

現在世界では、戦争が起きています。

世界の基準の弱者のなかで、「子ども・高齢者・障害者・女性」とありますが、その中でも戦争に責任が全く無いのは、子どもだけです。(成人していたら、何らかの責任がありますという意味で。)

そこで、紛争地域の子どもの栄養状態を知ることで、栄養コンシェルジュとして、食べ物との関わりがある以上は知っておいて良い情報だと思い、そしてアティーナのスタッフにも知っておいて欲しくて、このBLOGを書こうと思いました。

紛争地域と1言に言っても、難民キャンプから農村地域まで、紛争の影響を受けた人たち全てに公平に分配される必要がありますが、現状は難しいようです。

今まさに、発育不全で低体重して消耗している子ども達、急性栄養失調、下痢や貧血、そして死亡している子ども達がいます。

上記のように、戦争の影響で1億2000万人の子どもが栄養失調で暮らしていて、劣悪な環境の中で水すら安全ではなく、感染症になったりしています。

5歳未満の子どもの死亡の半数が、栄養不足とは、なんとも悲しい現実です。

↑こちらを読むと、胸がしめつけられます。

2015年にコレラが流行るなんて、紛争地域ではどれほど過酷な環境でそうなってしまうのか、私には想像もできません。

1日に134人もの子どもが、栄養失調関連の問題で亡くなるなんて、ちょっと考えられないくらい辛いです。

そして、2024年の今も重度の緊急栄養失調の子どもたちがいるんです。

↑こちらの紛争地域で起こることの例として、米が主食として食べられていて、丸腰のおばあちゃんが炊き出しで、おにぎり作戦として取り組みが行われたりしていたそうです。

↑現状の対策として、加工食品もこういった場所では役に立ちますし、備えておいて良いですね。

サプリメントでビタミン・ミネラルなども、こういった地域では、人のため、子どものためになります。

最後に、こういった論文はそもそも非常に少ないそうです。

なぜなら、戦争していて、生きるか死ぬかのところでは、調査が困難で、栄養物資も持っていくのに限界があるため。

スライドをみながら、栄養コンシェルジュ創設者の岩崎先生が、目に涙を浮かべながらこれらの事実を教えてくれました。

私は栄養コンシェルジュとして、1人の人として

何ができるだろうか?と考えさせられます。

毎日、自分ができることから丁寧にやっていこうと思いました。食べ物を粗末にしないこと。そして、こういった子ども達がいて、頑張って生きていることを忘れないこと。

今日も、食べられることに感謝していただこうと思います🍚

今日の朝ごはん

カテゴリー1の炭水化物のご飯、カテゴリー2のたんぱく質の卵と納豆、カテゴリー3の食物繊維の玉ねぎ、にんじん🥕、ニラ(髪の毛の発毛に効く)のチャーハンは、とても栄養バランス良いです。それに野菜たっぷりのお味噌汁なので、栄養は完璧です。

戦争しているところでは、たんぱく質や食物繊維を摂ることが非常に難しいです。

炭水化物のご飯やパンなどだけで生き延びなければならないです。

そりゃあ、栄養失調になってしまいますね。

5大栄養素は、人間に必要な栄養素なのに。

5大栄養素=炭水化物、たんぱく質+脂質、食物繊維+ビタミン+ミネラル。

これを今簡単に手に入れられる環境に感謝して、毎日生きていこうと思います。

今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございます。

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