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カットの展開図は、正確に髪を切るための設計図!

2021.07.08

ただ髪を切るだけなら誰にでもできます。

・何故展開図は必要か?

私は、中学生の時に妹の髪をショートカットにしたくて短く切りました。
でも、後ろの出っ張ってるところから、首までの部分がどうしてもうまく繋がらず段差ができてしまいます。
どんどん切っていったら、コボちゃんみたいになり妹は大泣き。(当たり前ですね…)
妹は、怒って美容院に行ったのですが
かなりベリーショートになって帰ってきましたが、もともと短くしてしまったため
完璧には後ろの段差はなおらず…

私が美容師になってからも、しばらくはカットさせてくれませんでした。

これは、間違いなく頭の形や髪の落ちる位置などが理解できていなかったため、このような事になってしまいました。

頭の型に、
・ネープポイント
・みつえりポイント
・イアーポイント
・ギッシュポイント

ここまでのポイントは、長さを決めるときに
使うポイントです。

更に前髪を決めるポイントはこちら。
・フォーリングポイント
・黒目の外側の延長上

これらのポイントを、やりたいヘアースタイルをみて、長さを決めていきます。

そこから頭の設計図である展開図を書きます。

頭の型から、セクション分けをして
1番下のアンダーセクションは、どの位置に落ちるか?厚みはどのくらい?
ミドルセクション、オーバーセクションは、どこに落ち位置があり、パネルの角度はどのくらいでカットするのか?

この展開図が書けたら、そのスタイルのカットは完璧に理解できているという事になります。
なので正確なカットが出来上がります。

この正確ではなく、適当にカットして
展開図の意味もわからない美容師さんは、案外多いのでは?と思います。
なぜなら、教わってないから。
展開図自体の存在すら知らないでカットしている美容師さんは、多いと思われます。

誠二さんは、もう何百人と色々なサロンのスタッフを教えてきましたが、展開図が理解できているスタッフはカットも上手だと言っています。

頭の中で展開図がわかって、
そして、どのエリアのどのゾーンをカットすれば
質感のコントロールができるのか?

ゾーンは、このような展開図とは違って
立体的な四角いパネルが、無数に頭の形に合わせて伸びているようなもの。

例えば、髪の量が多い方をただ梳きバサミで
アンダー、ミドル、トップとセクションごとに軽く削ぐと、髪はまとまりのない
軽い重状態になります。

カットの構造がわかっていない人に切られた事がある、量が多いかたは
このような状態にされたことがある人がいるのでは??

ただ、梳きバサミで削ぐと髪は逆に広がります。

なので、若い女子とかは重めが流行ると
梳かないでワンレンのロングやボブにする子が多いです。
今も重めが流行っているので、ワンレンのロングの女の子が多いです。

若いとトップをふんわりさせなくても良いですし、量が多くてもストレートアイロンしたりコテで巻けばなんとかなりますが、
30代を過ぎてくると、白髪が出てきたり
加齢によるくせ毛が増えてきて、トップはぺたんこになり、サイドは広がるという悩みが増えていきます。

そうなるとカットのテクニックも必要になってきて、ただ削ぐと大変なことに!

展開図がわかっていて、正確なカットができた上で、ゾーンが見えていらない重たい耳の上や耳の後ろをゾーンで削ぐとおさまりが良くなります。

頭の形を把握して、いらないところだけ削ぐと
頭が小さくなる骨格修正カットが出来ます。

アティーナでは、引き出す角度や
展開図を書いてからのカットのトレーニングを大変にしています。

スタイリストになる前から、展開図が書けて
理解できていたら、モデルさんのトレーニング入ってもどんどん上達するでしょう!

モデルさんで練習しないと、上達しないので
頑張ってご協力お願いしないとならないですね。

人によって頭の形や量やくせ毛が違うので
沢山の方の髪質を知るといい経験になります。

一発勝負のカットは、上手な人に切ってもらいたいですもんね。

頑張ってトレーニングして、どんどんレベルアップしていきます!

こちらも、髪を本当に綺麗にするためには?
というところから、情報を発信しています。
ぜひご覧ください。

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